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葬儀で供花を贈るときのマナーと相場

作成日:2019.08.29
最終更新日:
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秋葉 祐子のイメージ
監修者
秋葉 祐子
/(株)くらしの友 儀典本部

2004年くらしの友入社、厚⽣労働省認定の技能審査制度「葬祭ディレクター」1級取得。
故人様とご遺族に寄り添い、大規模な社葬から家族葬まで、これまで1,000件以上の葬儀に携わる。

葬儀で贈る花、供花(きょうか/くげ)は、お悔みの気持ちを込めた弔意として、葬儀場に供える生花です。この記事では、「供花を贈りたいが、どうしていいかわからない」という方へ、供花の選び方から手配の仕方、宗教別のマナー、費用について解説します。

この記事で分かること

  • 供花はどのような意義があるものか?
  • 供花を送る際の注意点
  • 供花の値段における相場

目次

  1. 1 供花とは?
  2. 2 供花を贈る人は?
  3. 3 供花の手配の仕方
  4. 4 供花を贈る際の注意点
  5. 5 供花の相場
  6. 6 くらしの友の供花のご紹介

1 供花とは?

供花とは、葬儀に際し、亡くなられた方のご冥福を祈る気持ちを込めて生花を供えることで、霊を慰めると同時に、祭壇や会場を飾る意味を持ちます。

 

葬儀では祭壇の両側に飾られることが多く、上部または下部には名札がつけられ、誰からの贈り物なのかがわかるようになっているのが一般的です。遠方で参列できない時や、香典を辞退された葬儀で、香典の代わりに贈ることもあります。

 

2 供花を贈る人は?

供花を贈るのは、故人の近親者や深い関わりがある人が主になります。

1.親族
「喪主」「兄弟一同」「孫一同」「親族一同」などと名札を掲げ、共同で供花を贈るのが主流です。

 

2.友人
「友人一同」や連名という形で、共同で贈ることもありますし、特に親しかった人は、個人名で贈ることもあります。

 

3.故人と仕事上のつながりがある人
故人と仕事で結びついていた場合は、「会社名」もしくは「会社・代表者名or連名」で供花を贈ります。
例えば、故人が勤めていた会社の代表、あるいは故人の経営していた会社が得意先であった場合などが、贈る立場として相応しいでしょう。

 

4.喪主や遺族と仕事上のつながりがある人
喪主や遺族の勤務先、取引先が供花を贈る場合もあります。その際は、「会社名」、「会社・代表者名」が一般的です。

 

供花は上記1から4の順に、祭壇の中央近くから飾られます。

3 供花の手配の仕方

供花を手配する方法は、参列する葬儀を担当している葬儀社に依頼するか、花屋に依頼するかの2通りです。ただ、葬儀社によっては他店で購入した供花は利用できないこともあります。ですから、供花を手配する際は、まず葬儀会場に連絡して、担当している葬儀社に確認する必要があるでしょう。

 

葬儀社経由での手配になれば、問合せの際に注文をさせてくれますし、葬儀社以外で手配した供花も可能であれば、出入りの花屋さんを紹介してもらえることもあります。その際は、望ましい花の種類などを確認すると、他の供花との統一感を出しやすいでしょう。

 

また、飾る順番にも決まりがあるので、送り主は名義や故人との関係性をハッキリと提示することが大切です。

 

時として、供花については親族の方が取りまとめている場合もありますし、友人一同や会社ごとの名義で贈る場合は、手配ミスや二重手配といったトラブルが起きかねません。そうならないためにも、今一度周囲の方には連絡を取っておきましょう。

 

葬儀会場では、通夜当日の午前中から祭壇を飾り付けはじめる施設がほとんどなので、供花はそれに間に合うように手配を行います。

4 供花を贈る際の注意点

供花は、宗教により種類が異なります。供花を選ぶ際は、事前にお葬式の形式についてご遺族、もしくは葬儀社に確認しましょう。

 

1.仏式、神式、無宗教の葬儀
仏式、神式、無宗教の葬儀に用いられるお悔みの花は、菊、ユリ、カーネーション、胡蝶蘭など、白をベースとした色合いが主流で、それに黄色や紫色、薄いピンクといった落ち着いた色合いの生花を飾るのが一般的とされています。

 

2.キリスト教の葬儀
キリスト教では、喪に相応しい花の色は白とされているため、白のユリやカーネーションなどの生花が選ばれます。仏式でよく用いられる菊は、キリスト教の葬儀ではほとんど使用されません。同様に、造花や花輪も用いられない決まりがあります。

また、葬儀が教会で行われることもあるため、その場合は名札を付けず自宅宛に送るのが原則です。

5 供花の相場

 

供花は一つを一基(いっき)、二つを一対(いっつい)と数えます。以前は一対で送るものという習慣もありましたが、最近では一基のみが主流です。

 

供花は概ね一基10,000円から30,000円の価格帯で、一対で送ると、その二倍、費用がかかります。最近の相場としては、一基15,000円から20,000円の供花を手配する方が多いでしょう。それというのも、相場を大きく上回る供花は、ご遺族に気を遣わせてしまう恐れがあります。ですから、相場はあくまでも目安として、故人との関係もふまえ、適切な価格帯の供花を選びましょう。

 

ここでは、供花の贈り方について解説しましたが、最近では故人の遺志を尊重して、供花を辞退するケースもあります。ですから、供花を贈る際は、葬儀社に確認するのが無難です。

 

葬儀の会場と日時、送り主の名前や関係性を伝えれば、担当者が親身になり、どのような供花が望ましいのか、宗派や注意事項、その他相談についても、丁寧に対応してくれるでしょう。

6 くらしの友の供花のご紹介

くらしの友では、当社がお受けしている葬儀に関する供花についてご注文を承ります。
喪主様のご意向により供花の統一などをご希望されている場合がありますので、ご注文の際にお問い合わせください。

 

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