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喪中はがきの出し方とマナー

作成日:2019.10.31
最終更新日:
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小川如水のイメージ
監修者
小川如水
/(株)くらしの友 商事本部

東京都23区エリアを中心に、法事や葬儀などの施行業務を担当。法事・法要・仏壇や位牌のほか、墓地や墓石など、先祖供養に関連するさまざまな知識をもつエキスパート。

喪中はがきはいつまでに、どんな文章で、どの範囲まで送ればいいのか。今年に入り身内に不幸があった人が出す「喪中はがき」について、本来の意味とマナーを紹介します。

この記事で分かること

  • 喪中はがきとは何か
  • 喪中はがきの出し方
  • 喪中はがきを書く際の注意点
  • 喪中はがきを受け取ったらどうするべきか

目次

  1. 1 喪中はがきの役割と意味
  2. 2 喪中はがきはいつ出す? 最適な投函時期について
  3. 3 喪中はがきを出す相手と範囲
  4. 4 喪中はがきの書き方と例文、注意したいこと
  5. 5 喪中はがきを受け取った側のマナー
  6. 6 喪中はがきの作成は早めに

1 喪中はがきの役割と意味

一般的に「喪中はがき」とは、家族または親族の死去により喪に服していることを知らせ、翌年の新年の賀詞を遠慮する旨を伝えるはがきのことです。
正式には「年賀欠礼状」と言います。

2 喪中はがきはいつ出す? 最適な投函時期について

喪中はがきは11月以降、できれば12月初旬頃までには届くように出すのがマナーです。

 

例年、郵便局で年賀はがきの発売が始まるのが11月1日、年賀状の引き受け開始日が12月15日となっているため、そのあたりを参考にして、先方が年賀状の用意を始める前に手元に届くよう準備をするのが望ましいでしょう。

 

Q.もし喪中はがきの投函が12月15日に間に合わなかった場合は?
12月に入ってから身内に不幸があったなどの理由で喪中はがきが間に合わない場合は、年賀状を差し控えた理由と通知が遅れたお詫びを記した「寒中見舞い」を送ります。
寒中見舞いは松の内(1月1日から1月7日もしくは15日)を過ぎてから立春を迎える2月4日の間に送ります。

 

Q.喪中はがきを送っていなかった方から年賀状が届いたら?
上記と同様、松の内を過ぎてから立春頃までに「寒中見舞い」を送ります。

3 喪中はがきを出す相手と範囲

喪中はがきは、毎年年賀状のやり取りをしている方を対象に送ります。他にも、これまで故人が年賀状をやり取りしていた方やお付き合いされていた方、お世話になった方々、葬儀に参列した方には出すのが望ましいでしょう。

 

ただし、すでに喪中であることを知っている親族や親戚などには送る必要はありません。また、会社の取引先などビジネス関係で年賀状のやり取りをしている方には気を遣わせてしまうことになるため送りません。

 

近年では、故人との関係が深い方には出しても、故人と面識がない、または故人の存在を知らない方には出さないといったケースも珍しくありませんから、喪中はがきを出す範囲は相手との距離感、結びつきの強さなどから判断するとよいでしょう。

 

4 喪中はがきの書き方と例文、注意したいこと

ここでは喪中はがきの書き方と例文、注意したいことについてお伝えしていきます。

◇喪中はがきを書く際、注意したいこと

  • ①「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」と挨拶文を入れる
  • ②誰がいつ亡くなったのか、喪中であることを説明する
  • ③生前の感謝の意を記し、結びの挨拶を記載する
喪中はがきイメージ図

◇喪中はがきを作成する際の注意点

  • ・時候の挨拶などの前書きはいれない
  • ・句読点は使用しない
  • ・私製はがきで作成する場合は、仏事の案内に使用する弔事用の切手を使用する
  • ・転居や出産などの近況報告を一緒に書くことは避ける。

 

※特に、結婚や出産などの祝い事の報告は避けましょう。どうしても祝い事の報告をしたい場合は、喪中はがきとは別に「寒中見舞い」などにして出すのがマナーです。

5 喪中はがきを受け取った側のマナー

上記は喪中はがきを送る側の解説でしたが、逆にあなたが喪中はがきを受け取った場合、どのような対応が望ましいかをここでは紹介します。

 

喪中はがきを受け取り、初めて相手のご不幸を知った場合は「寒中見舞い」としてお悔やみを記した手紙を出すのが良いでしょう。但し、すでにご葬儀などで弔問を済ませている場合は、喪中はがきを受け取っても改めて手紙を出す必要はありません。
また、喪中はがきを受け取って、すぐにお悔やみの気持ちを伝えたいなら「喪中見舞い」を送ります。喪中見舞いを送る時期は決まっていませんが、一般的に喪中はがきは12月中旬までに届くので、できれば年末には届くように送るのが良いでしょう。

 

喪中はがきの返信となる「寒中見舞い」「喪中見舞い」の文面としては、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・挨拶状(喪中はがき)を頂いたことへのお礼
・故人へのお悔みの言葉
・遺族への気遣い
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
を記すのがマナーとされています。

 

また、喪中はがきで初めてご不幸を知り、「お悔やみの気持ちを伝えたいけれど、今更香典を送るのは…」といった場合、寒中見舞いに添えてお線香やロウソクなどを送られる方もいらっしゃいます。
お贈りする進物セットの価格帯はさまざまありますが、ご遺族の方に返礼の負担を与えない3,000円前後の商品を選ばれることが多いようです。

6 喪中はがきの作成は早めに

喪中はがきはデザインに決まりはないため、自筆はもちろん、自宅のパソコンで作る方法もあります。業者に依頼する場合は、早期注文であれば割引が適用されることもあります。
いずれにしても、慌てることがないようできるだけ早めに準備を進めていくと良いでしょう。

 

くらしの友の直営店舗である『くらとも仏壇』では、寒中見舞いに添える桐箱入りの進物セットなどの商品をご用意しております。煙の少ないお線香やお花のイメージしたロウソクなどさまざまな種類も豊富ですので、ぜひご利用ください。

 

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